言責(読み)ゲンセキ

精選版 日本国語大辞典 「言責」の意味・読み・例文・類語

げん‐せき【言責】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の述べたことばに対する責任。
    1. [初出の実例]「それで一時を糊塗し、自家の言責を逃れようとする形跡がありありと見えて来た」(出典:真面目なれ(1908)〈後藤宙外〉自然派の態度を難ず)
  3. 事の是非について論じなければならない責任。〔孟子‐公孫丑・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「言責」の読み・字形・画数・意味

【言責】げんせき

意見をのべる責任のある者。〔孟子、公孫丑下〕官守は、其のを得ざれば則ち去り、言責は、其の言を得ざれば則ち去る。

字通「言」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android