デジタル大辞泉
「勤め」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つとめ【勤・努・務・勉】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「つとめる(勤)」の連用形の名詞化 )
- ① 精を出して励むこと。また、当然やらなければならない物事。義務。責務。
- [初出の実例]「師等努力(ツトメセヨ)。今瞑に必ず城に入る須し」(出典:冥報記長治二年点(1105)上)
- ② 仏語。仏道を修行すること。勤行(ごんぎょう)。精進(しょうじん)。
- [初出の実例]「遍く請益の勤(ツトメ)を効はし冠世の英賢は屡求法之志を申べたり」(出典:大唐西域記巻十二平安中期点(950頃))
- ③ 仕えて仕事をすること。役目として仕事をすること。奉公すること。任務。勤務。職分。
- [初出の実例]「是はアブラハムわが言に順ひわが職守(ツトメ)とわが誡命とわが憲法とわが律法を守りしに因てなり」(出典:旧約全書(1888)創世記)
- ④ 遊女が、客の相手をすること。また、その稼業や境遇。
- [初出の実例]「勤の身にて万事は哀れ 塞翁が馬をつないで大臣さま」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一一)
- ⑤ 遊里での遊興費の勘定。遊女の揚げ代の支払い。枕金。転じて、一般に飲食店などでの代金・勘定書。
- [初出の実例]「その代りは此旦那、千増倍の御つとめ、我等たちまち請合奉る」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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