託孤(読み)たっこ

精選版 日本国語大辞典 「託孤」の意味・読み・例文・類語

たっ‐こタク‥【託孤・托孤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遺児養育をたのむこと。また、たのまれること。〔新撰字解(1872)〕
  3. たっこきめい(託孤寄命)」の略。
    1. [初出の実例]「われは是托孤(タクコ)大臣、国の治乱掌(たなそこ)にあり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    2. [その他の文献]〔袁宏‐三国名臣序賛〕

たく‐こ【託孤・托孤】

  1. 〘 名詞 〙たっこ(託孤)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「託孤」の読み・字形・画数・意味

【託孤】たくこ

孤児を託する。〔論語泰伯〕以て六尺(りくせき)の幼君)を託すべく、以て百里の命(方百里の国の運命)を寄すべし。大に臨んで奪ふべからず。君子人か、君子人なり。

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