認諾(読み)ニンダク

デジタル大辞泉 「認諾」の意味・読み・例文・類語

にん‐だく【認諾】

[名](スル)
それを認めてよしとすること。
「公子夫妻はわが多少の情あるを―せり」〈鴎外訳・即興詩人
民事訴訟において、被告口頭弁論または準備手続きで、原告訴訟上の請求である権利主張を肯定する陳述をすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「認諾」の意味・読み・例文・類語

にん‐だく【認諾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その事柄を認めてそれに同意すること。承認
    1. [初出の実例]「上文の目録は〈略〉幕府の認諾せし者に係り」(出典:条約改正論(1887)〈小野梓〉四)
  3. 民事訴訟で、権利関係に関する原告の主張を正当として承認する被告の陳述。
    1. [初出の実例]「原告其訴へたる請求を抛棄し又は被告之を認諾するときは」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)二二九条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「認諾」の読み・字形・画数・意味

【認諾】にんだく

承諾する。

字通「認」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android