諧調(読み)カイチョウ

精選版 日本国語大辞典 「諧調」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう‥テウ【諧調】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「諧」はうまく合う意 ) 文章、音楽、絵画などで、調和のよくとれた調子。物事の組み合わせや対照や変化の仕方などから生じる、気持のよい調子。ハーモニー。
    1. [初出の実例]「音楽学校のチャンピオン丈あって、その調子の巧みなことといったら〈略〉渓流もこれが為めに流を停めるかと疑はるるばかりの偕調」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉四)
  3. ( ━する ) 互いに反応しあって種々の変化や調和が生じること。
    1. [初出の実例]「この舞台へ現はれる途方もなく一徹な人人が私の頭の中で交錯諧調して」(出典:自然人と純粋人(1930)〈河上徹太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「諧調」の読み・字形・画数・意味

【諧調】かいちよう

からかう。

字通「諧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む