諧調(読み)カイチョウ

デジタル大辞泉 「諧調」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう〔‐テウ〕【諧調】

調和のよくとれた音・調子全体がしっくり溶け合った調子。
「秋の森の複雑な色の―は」〈寅彦・写生紀行〉
[類語]和声ハーモニー

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精選版 日本国語大辞典 「諧調」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう‥テウ【諧調】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「諧」はうまく合う意 ) 文章、音楽、絵画などで、調和のよくとれた調子。物事組み合わせ対照や変化の仕方などから生じる、気持のよい調子。ハーモニー。
    1. [初出の実例]「音楽学校のチャンピオン丈あって、その調子の巧みなことといったら〈略〉渓流もこれが為めに流を停めるかと疑はるるばかりの偕調」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉四)
  3. ( ━する ) 互いに反応しあって種々の変化や調和が生じること。
    1. [初出の実例]「この舞台へ現はれる途方もなく一徹な人人が私の頭の中で交錯諧調して」(出典:自然人と純粋人(1930)〈河上徹太郎〉)

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普及版 字通 「諧調」の読み・字形・画数・意味

【諧調】かいちよう

からかう。

字通「諧」の項目を見る

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