護持僧・御持僧(読み)ごじそう

精選版 日本国語大辞典 「護持僧・御持僧」の意味・読み・例文・類語

ごじ‐そう ゴヂ‥【護持僧・御持僧】

〘名〙 天皇を護持する役目の僧。禁中清涼殿仏間に侍して、玉体安穏を祈ったもので、東寺延暦寺園城寺三山の僧に限られた。夜居(よい)の僧。また、将軍を護持する僧をもいう。
※栄花(1028‐92頃)根合「御殿籠り御祈せさせ給に、凶(あ)しき御夢をのみ御覧じて、御持僧明快召して仰せられけるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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