貞松斎一馬(読み)ていしょうさい いちば

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「貞松斎一馬」の解説

貞松斎一馬(初代) ていしょうさい-いちば

1764-1838 江戸時代中期-後期の華道家。
明和元年生まれ。江戸の人。正風遠州流華道の祖。遠州流の生け花を岸松斎一貞(がんしょうさい-いってい)にまなび,独立。書,俳諧(はいかい)にもすぐれた。天保(てんぽう)9年10月27日死去。75歳。姓は米沢。名は寛篤。書号は渓竜,乾竜。俳号楼川。米(よね)一馬ともいう。編著に「挿花衣之香(ころものか)」,著作に「正風遠州流挿花独稽古(ひとりげいこ)」など。

貞松斎一馬(4代) ていしょうさい-いちば

1827-1900 江戸後期-明治時代の華道家。
文政10年生まれ。高知の貞雨斎にまなび,のち3代貞松斎一馬の門にはいり貞春斎一英と号した。師の没後の明治30年正風遠州流4代をつぐ。明治33年2月28日死去。74歳。土佐(高知県)出身本名は山岡林平。

貞松斎一馬(3代) ていしょうさい-いちば

1812-1896 江戸後期-明治時代の華道家。
文化9年生まれ。父の初代貞陽斎一春にまなび3代一春をつぐが,のち初代貞松斎一馬にしたがい正風遠州流3代をつぐ。明治29年10月19日死去。85歳。本名は園田正寛。

貞松斎一馬(2代) ていしょうさい-いちば

?-? 江戸時代後期の華道家。
初代貞松斎一馬の子。正風遠州流2代をつぐが早世した。通称は貞太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む