デジタル大辞泉 「資金循環」の意味・読み・例文・類語 しきん‐じゅんかん〔‐ジユンクワン〕【資金循環】 一定期間の国民経済で、企業・家計・政府・金融・海外の各経済部門における通貨・信用の流れ。これを統計的に把握したものを資金循環表といい、日本銀行によって年間および四半期ごとに発表されている。マネーフロー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「資金循環」の意味・わかりやすい解説 資金循環しきんじゅんかんflow of funds 国民経済における貨幣,資金の流れということで,一般には「マネー・フロー」ともいわれる。貨幣の流れには,貨幣が商品,サービスの売買の決済に用いられる場合 (産業的流通) と,資金の貸借に用いられる場合 (金融的流通) とがある。前者の貨幣の流れによって経済活動が進められ,これに必要な貨幣は後者の金融的な資金の流れを通して供給される。こうした貨幣,資金の循環を総合的に観察することによって,国民経済における金融全体の仕組み (金融構造) ないし経済活動と金融の関係を明らかにすることができる。これは資金循環分析 flow-of-funds analysisと呼ばれ,それには統計データとして資金循環表を用意しておくことが必要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by