赤大根(読み)あかだいこん

精選版 日本国語大辞典 「赤大根」の意味・読み・例文・類語

あか‐だいこん【赤大根】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ダイコンの一品種。根の表皮赤色を帯びるもの。むらさきだいこん。あかおおね。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ( 赤大根は、皮が赤く、中身が白いところから ) 表面だけ左翼的な人、口だけで急進的なことをいう人を左翼間でいう。〔増補改版や、此は便利だ‐追増補(1923)〕

あか‐おおね‥おほね【赤大根】

  1. 〘 名詞 〙 植物あかだいこん(赤大根)」の異名。〔語彙(1871‐84)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

事典 日本の地域ブランド・名産品 「赤大根」の解説

赤大根[根菜・土物類]
あかだいこん

九州・沖縄地方、熊本県地域ブランド
主に球磨郡五木村で生産されている。五木村やその周辺地域では、在来の糸巻き大根系の大根など、多数の品種・系統がある。甘みが強く、肉質もかたく煮くずれしにくい。くまもとふるさと伝統野菜。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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