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超臨界流体 ちょうりんかいりゅうたい

大辞林 第三版の解説

ちょうりんかいりゅうたい【超臨界流体】

物質の臨界点を超えた温度・圧力にある流体。高密度にしても液化せず、物質を溶解する能力・溶解速度・分離速度が液体よりも大きいため、医薬品の抽出や廃棄物処理における反応媒体などに利用される。

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デジタル大辞泉の解説

ちょうりんかい‐りゅうたい〔テウリンカイリウタイ〕【超臨界流体】

物質の相を圧力温度変数にして図示した状態図における、臨界点を超えた圧力・温度の状態にある物質気体液体の中間的な性質をもつ。水、二酸化炭素ヘリウムなどの臨界流体がある。超臨界水は気体並みの拡散性と強い酸化力を活かして、重金属や有害有機物質の溶媒に用いられる。また超臨界ヘリウムは密度が高い割に粘性が小さいため、超伝導体の強制冷却装置の冷媒に利用される。

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栄養・生化学辞典の解説

超臨界流体

 臨界点以上の温度,圧力の領域での物質の状態.この状態では液体に近い密度と気体に近い粘度をもつ.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

超臨界流体
ちょうりんかいりゅうたい
supercritical fluid

臨界点以上の高温・高圧状態にある,気体とも液体とも区別のつかないきわめて高密度の流体。単に液化したガスに比べて溶解度が高いため,物質の分離や抽出に用いられる。分離抽出によく用いられる超臨界流体には,二酸化炭素エチレンがある。コーヒー豆からのカフェイン抽出,タバコからのニコチン抽出など,多方面に利用される。抽出温度が低く効率がよいので,特に熱的に不安定な物質の分離抽出に適している。

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