跨ぐ(読み)マタグ

デジタル大辞泉 「跨ぐ」の意味・読み・例文・類語

また・ぐ【×跨ぐ】

[動ガ五(四)]
足を開いて物の上を越える。「水たまりを―・ぐ」
かけ渡す。またがる。「谷を―・ぐつり橋」
[可能]またげる
[動ガ下二]またげる」の文語形
[類語]またがる越える越す過ぎる渡る通り越す越境する踏み越える超す追い越す追い抜く行き過ぎる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「跨ぐ」の意味・読み・例文・類語

また・ぐ【跨】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ガ五(四) 〙
    1. 股をひろげて物の上を越える。
      1. [初出の実例]「又乙雪をちぎる別路〈立志〉 外に寐て尤(とがめ)ぬ犬をまたぎ越(こゑ)嵐雪〉」(出典:俳諧・其袋(1690)冬)
    2. 一方から他方へと、隔てるものを越える。
      1. [初出の実例]「高瀬川を跨(マタ)ぐ小橋の西詰に」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉六)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙またげる(跨)

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