追抜く(読み)オイヌク

デジタル大辞泉 「追抜く」の意味・読み・例文・類語

おい‐ぬ・く〔おひ‐〕【追(い)抜く】

[動カ五(四)]
先に出たものに追いつき、さらにその先に出る。追い越す。「最後の一〇〇メートルで―・く」
劣っていたものが目標とする相手に追いついて、さらにまさる。「先進国生産高を―・く」
[類語](1追う追い越す渡る通り越すまたぐ越境する踏み越える行き過ぎる追いかける追い詰める追いつく追い上げる追い込む追跡追尾深追い急追猛追尾行付け回す追い回す跡を追う跡をつける/(2上回る超える超す過ぎる凌ぐ突破超越凌駕越す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「追抜く」の意味・読み・例文・類語

おい‐ぬ・くおひ‥【追抜】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 先行するものをわきから抜く。「ゴール直前で追い抜く」
  3. おいこす(追越)
    1. [初出の実例]「無相の地に住するを趕抜(ヲイヌイ)て本との野老百姓と成しめて」(出典:碧巖大空抄(1489‐91)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android