デジタル大辞泉 「身三口四意三」の意味・読み・例文・類語 しんさん‐くし‐いさん【身三口四意三】 仏語。十悪・十善を身口意の三業に配当したもの。十悪でいえば、身の所業の殺生・偸盗ちゅうとう・邪淫、口の所業の妄語・悪口あっく・両舌・綺語きご、意の所業の貪欲とんよく・瞋恚しんい・愚痴。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「身三口四意三」の意味・読み・例文・類語 しんさん‐くし‐いさん【身三口四意三】 〘 名詞 〙 仏語。善悪の行為として、身業に三、口業に四、意業に三、合わせて十を数えたもの。十悪としては殺生、偸盗、邪淫の三業は身に、妄語、悪口、綺語、両舌の四業は口に、貪欲・瞋恚・愚痴(邪見)の三業は意に属する。[初出の実例]「げに嘆けども人間の、身三・口四・意三の、十の道多かりき」(出典:謡曲・柏崎(1430頃))[その他の文献]〔四十二章経〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例