邪淫(読み)ジャイン

デジタル大辞泉 「邪淫」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐いん【邪淫/邪×婬】

よこしまで、節度のないこと。
仏語五戒の一。配偶者でない者との性行為。また、してはならない性行為。
[類語]淫らみだりがわしい卑猥ひわい淫猥いんわい猥褻わいせついやらしい淫靡いんび淫乱いかがわしいエロチックエッチ官能的肉感的扇情的性的あだっぽい色気なまめかしい色っぽいあだ色香つやっぽいあでやか濃艶妖艶あで姿セクシーチャーミングコケットリーコケティッシュエロセクシュアル不身持ち不品行ふしだら不行状不行跡淫蕩好きしゃ好きもの色好み色情狂色気違い自堕落エロい好色多淫放蕩遊蕩荒淫姦淫かんいん淫奔いんぽん漁色酒色すけこましジゴロ尻軽きわどい淫婦女たらし女狂い

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精選版 日本国語大辞典 「邪淫」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐いん【邪淫・邪婬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 邪悪で淫乱であること。不正で、行動に節度のないこと。〔史記‐夏本紀〕
  3. 仏語。五戒(殺生偸盗、邪淫、妄語飲酒)の一つ。夫婦でないものの情事。また、夫婦でも行なってはならない性行為。人の道にはずれた男女のまじわり。婬戒。
    1. [初出の実例]「謂一不殺生二不偸盗三不邪婬四不妄語五不飲酒也」(出典万葉集(8C後)五・悲歎俗道仮合即離易去難留詩序)
    2. [その他の文献]〔維摩経‐下〕

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