軍配団扇(読み)グンバイウチワ

デジタル大辞泉 「軍配団扇」の意味・読み・例文・類語

ぐんばい‐うちわ〔‐うちは〕【軍配団=扇】

1 相撲の行司が、両力士の立ち合いや勝負の判定を指示するのに用いるうちわ形の道具。軍配。
2 中世末から近世、武将などが用いた指揮用の具。鉄・皮・木などでうちわ形に作り、日・月・二十八宿などを描き、全体に黒漆を塗る。陣扇。軍配。
3 紋所の名。2を図案化したもの。

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関連語 軍配薺 名詞 ギン

精選版 日本国語大辞典 「軍配団扇」の意味・読み・例文・類語

ぐんばい‐うちわ‥うちは【軍配団扇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 戦国以来、武将の間で用いた指揮用の団扇。多く牛皮製で漆を塗り、表裏に日月星辰、十二支、二十八宿などを書き入れ、軍隊の配置、進退の日時、方角などの軍陣の手配を示したところからいう。軍配。
    1. 軍配団扇<b>①</b>〈武器袖鏡〉
      軍配団扇①〈武器袖鏡〉
    2. [初出の実例]「信玄公、たって、軍配団扇(グンバイウチハ)にてうけなさる」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三二)
  3. ② 紋所の名。①を図案化したもの。
  4. ③ 相撲で、行司が両力士を合わせてさばくための相撲団扇。軍配。
    1. [初出の実例]「銀烟管(ぎんぎせる)を軍配団扇の様に持って」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)
  5. ④ 植物「ぐんばいなずな(軍配薺)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

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世界大百科事典(旧版)内の軍配団扇の言及

【軍配】より

…軍配団扇(ぐんばいうちわ)の略。戦国時代以来自軍に対する武将の指揮用具。…

※「軍配団扇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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