石灰岩接触帯に産する主要なスカルン鉱物の一つで、透輝石、ベスブ石、灰礬(かいばん)ざくろ石、方解石、石英などとよく共生して産する。また広域変成岩中、火山岩の石灰岩起源捕獲岩中にも産する。普通白色の繊維状結晶の集合をなすが、しばしば板柱状結晶もみられる。繊維状の透閃(とうせん)石や透輝石に似ているが、硬度が低い。パラ珪灰石といって、単位格子スケールの双晶の繰り返しでできた単斜晶系のポリタイプ(多型)があるが、普通の珪灰石とは結晶学的、光学的にのみ識別され、肉眼では区別できない。一つの標本中、両者が混在している例もまれでない。珪灰石より褐色みが強く、鉄を多く含むため、鉄珪灰石といわれていたものは、鉄バスタム石という独立種になった。これも石灰岩接触帯に産し、灰鉄輝石、方解石などに伴う。英名はイギリスの鉱物学者・化学者であったウォラストンにちなんで命名された。
[松原 聰]
珪灰石
英名 wollastonite
化学式 Ca3Si3O9
少量成分 Fe2+,Mn2+
結晶系 三斜,単斜
硬度 4.5~5
比重 2.9~3.1
色 白,灰
光沢 ガラス,絹糸
条痕 白
劈開 一方向に完全,二方向に良好
(「劈開」の項目を参照)
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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