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輪回し ワマワシ

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デジタル大辞泉の解説

わ‐まわし〔‐まはし〕【輪回し】

竹や鉄で作った輪に先が二またに分かれた棒を当てて、輪を倒さないように転がして進む遊び。
連歌・俳諧の付合(つけあい)で、前々句へ句意が返るようにする付け方。輪廻(りんね)。

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世界大百科事典 第2版の解説

わまわし【輪回し】

木や鉄で作った輪を,手にした棒切れでたたきながら地面を転がす遊び。単純な遊びであるから,各地に古くからあったと思われる。古代ギリシアでは輪回しは一般的には子どもにふさわしい遊びと考えられていた。この遊びを卒業すべき年の若者がまだ輪を回して楽しむようすを見たエロス神が,こらしめのためにサンダルで打ちかかるようすを描いた壺絵が残っている。他方,医師のヒッポクラテスが胆汁過多症の運動療法として輪回しを取りあげ,またプリエネギュムナシオン(総合運動場)が若者の身体訓練用に輪回しの道具を備えており,輪回しは生理的効果を認められ老若を問わず行われた。

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大辞林 第三版の解説

わまわし【輪回し】

竹または鉄などの輪に、棒の先をあててころがしながら進んで行く遊び。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

輪回し
わまわし

竹または鉄などの輪をY字形の棒の先に当て、輪が倒れないように転がしながら進ませる遊び。古くは「たが回し」とよび、桶(おけ)や樽(たる)のたがを回して遊んだのが始めであった。明治末ごろには太い針金または鉄でつくった輪ができ、たが回しとはいわず、輪回しとよぶようになったものとみられる。江戸時代の俳人宝井其角(きかく)の句にも、「たが回したが(誰(た)が)まわし始めけん」とあり、『嬉遊(きゆう)笑覧』(1830)にも記事がみえるから、このころ盛んであったとみられる。ヨーロッパでも古代から行われていたといわれ、紀元前500年ごろのギリシアの壺(つぼ)に輪を回している子供の絵が描かれている。[高野 修]

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世界大百科事典内の輪回しの言及

【玩具】より

…フープ(輪)は古代ギリシアに端を発するが,アメリカ・インディアンやエスキモーも用いていた。日本でも桶や樽の箍(たが)を利用して,元禄時代に箍回し(輪回し)が大流行している。こうした特殊な機能をもった玩具が,各民族の中で個別に創造されていることは,人類文化の普遍性を物語るものであろう。…

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