百科事典マイペディア 「近代政治学」の意味・わかりやすい解説 近代政治学【きんだいせいじがく】 英・米を中心として発達し,第2次大戦後,日本でも盛んになった政治の実証的研究や行動主義的研究を,マルクス主義的政治学と区別した総称。政党,世論,圧力団体など国家や政府だけでなく社会のあらゆる場でみられる権力現象を研究対象とした。日本では近代経済学との類比から,一般に知られるようになった。→関連項目政治学 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「近代政治学」の意味・わかりやすい解説 近代政治学きんだいせいじがくmodern politics 現代の政治学のことを指す。近代経済学がマルクス経済学と対比されるように,主としてマルクス主義の側から,戦後発達した経験主義的な政治分析に対して呼ばれる俗称である。もう一つの解釈は,古典的な政治学に対比されるという意味で近代政治学を名乗る。ただし,近代経済学が「近経」と今でも呼ばれるようには「近政」とは呼ばない。むしろ modernを現代と解して,現代政治学ということのほうが多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by