類比(読み)ルイヒ

デジタル大辞泉 「類比」の意味・読み・例文・類語

るい‐ひ【類比】

[名](スル)
1 比べ合わせること。比較。「日米の住宅事情を類比する」
2 「類推2」に同じ。
[類語]比べる・比ひする・並べる・突き合わせる・引き合わせる・比較する・対比する・対照する・照合する・秤はかりに掛ける・見比べる・引き比べる・引き当てる

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精選版 日本国語大辞典 「類比」の意味・読み・例文・類語

るい‐ひ【類比】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 同種のものとしてくらべあわせること。比較。比類。
    1. [初出の実例]「ゾラが〈略〉『ルウゴン・マッカアル叢書』をひっさげて、登場していった(一八六九年)のと、類比できるかもしれない」(出典:前期自然主義文学(1949)〈瀬沼茂樹〉二)
  3. ② =るいすい(類推)②

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「類比」の意味・わかりやすい解説

類比
るいひ
analogy

2つ以上の関係や機能が互いに類似していること,およびこの類似に基づいて未知のことを推しはかることをいう。たとえば2の4に対する関係と4の8に対する関係は類比であり,太陽の月に対する働きは,ローマ教皇の皇帝に対する働きに類比するとされる。また2:4=4:xから x=8を推測するのも類比である。スコラ学では類似性が客観的に存在する場合のみを類比とし,主観的にのみ存在する場合は比喩と称して前者から厳密に区別する。類比はトマス・アクィナスによって存在の類比 (→アナロギア・エンティス ) として詳細に理論化され,神認識に適用された。近世以後の科学でもたとえば原子構造が太陽系の構造から類比されている。類比は他の方法で検証されないかぎり論証としての妥当性をもつことはない。

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世界大百科事典(旧版)内の類比の言及

【アナロジー】より

…〈比例〉を意味するギリシア語analogiaに由来する言葉。当初は数学用語だったが,プラトン以後は哲学の分野で用いられ,類推,類比,比論などと訳される。論理学の用語としては〈同義性univocation〉つまり同一の言葉が同一の意味で用いられること(人間,馬,犬などが動物であると言われる場合)と,〈異義性equivocation〉つまりまったく異なった意味で用いられること(ある星座と動物がともに〈犬〉と呼ばれる場合)の中間を意味する。…

※「類比」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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