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追い出し部屋 おいだしべや

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知恵蔵miniの解説

追い出し部屋

日本の企業において、実質的に解雇の対象となった社員が異動させられる部署の通称。正式名称ではなく、企業によって部署名は異なる。企業側が社員を就業規則違反などの正当な理由もなく指名解雇しようとすると、訴えられて敗訴するリスクがある。そのため、解雇したい社員をこの部署に異動させ、雑用など意に添わない仕事を命じることで、事実上の自己都合退職に誘導することが狙いであるとされる。退職強要という違法行為につながるおそれもあるとして、2013年に厚生労働省が実態の把握に乗り出すことを明らかにした。

(2013-1-28)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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人事労務用語辞典の解説

追い出し部屋

追い出し部屋」とは、会社が募集する希望退職に応じないリストラ対象社員を集めて、自己都合退職に追い込むといわれる部署の通称です。業績の不振から大規模なリストラを進める大手電機メーカーを中心に設置されているといわれ、2012年12月に朝日新聞がその存在を報じて以来、大きな議論を呼んでいます。報道によると、配属された社員は社内失業状態に陥り、自らの出向先を探すことや雑用などの単純作業ばかりを強いられたあげく、最終的には“自主的”な退職を選ばざるをえなくなることから「追い出し部屋」と呼ばれています。
(2013/3/11掲載)

出典|『日本の人事部』
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

追い出し部屋
おいだしべや

希望退職に応じないリストラ対象社員を1か所に集め、自主退社へと促すための部署。追い出し部屋は通称で、設置する企業ごとに名称がある。2012年(平成24)末にマスコミ報道され、存在がクローズアップされるようになった。厚生労働省が2013年1月に公表した「退職強要の有無等に関する調査」によると、マスコミで追い出し部屋の存在を報道された複数の大手企業で一定の従業員を集めて、それまでと違った業務につかせている部署の存在が確認されている。
 会社側は追い出し部屋に対し、労働基準法などの法令違反にならないよう、人事ローテーションを行うための待機部署、緊急時に現場をバックアップするサポート部署などとして、形式的な役割を定め、人事担当者は、リストラ対象社員を出勤から退勤まで監視し、さまざまなプレッシャーを与え続け、精神的に追い込むことで、自主退社に持ち込む、というようなことが行われているとされる。片道切符の人事異動であり、現業に復帰することはない。
 1990年代にも同様の問題が注目を集めた。セガ・エンタープライゼス(現、セガ)が退職金の支出を抑制するため、本社内に「パソナルーム(自己研修部屋)」を設置。窓のない部屋へとリストラ対象社員を押し込み、自主退社へと追い込んでいたことが「座敷牢問題」とされた。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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