速達郵便(読み)ソクタツユウビン(その他表記)express mail

翻訳|express mail

デジタル大辞泉 「速達郵便」の意味・読み・例文・類語

そくたつ‐ゆうびん〔‐イウビン〕【速達郵便】

速達2の取り扱いをする郵便。また、その郵便物

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精選版 日本国語大辞典 「速達郵便」の意味・読み・例文・類語

そくたつ‐ゆうびん‥イウビン【速達郵便】

  1. 〘 名詞 〙 普通郵便よりも高い料金(速達料)をとって、一般の郵便物よりも早く送り届ける制度。また、それによって配達される郵便物。速達。
    1. [初出の実例]「其夜九時頃に謙作は慶太郎からの速達郵便を受取った」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「速達郵便」の意味・わかりやすい解説

速達郵便
そくたつゆうびん
express mail

郵便物の特殊取り扱いの一種で,ほかの同一種類の郵便物より優先して送達するもの。日本国内における最初の速達は 1911年2月に取り扱いが始まったが,当初の取り扱い区域は東京,横浜の両市内と,その相互間にかぎられた。翌 1912年には大阪京都神戸でも取り扱いが始まり,1937年8月から全国に施行された。小包郵便物も,通常郵便物と同様に速達として差し出すことができた。郵便事業民営化後は日本郵政に扱いが引き継がれた。

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百科事典マイペディア 「速達郵便」の意味・わかりやすい解説

速達郵便【そくたつゆうびん】

郵便物の特殊取扱いの一つ同種の他の郵便物より優先して最も早い運送便で運び,配達局に到着後も速達配達便ですみやかに配達する。日本では,1911年東京・横浜地区に行われたのが始まり。

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