遅鈍(読み)チドン

デジタル大辞泉 「遅鈍」の意味・読み・例文・類語

ち‐どん【遅鈍】

[名・形動]行動などがのろくて鈍いこと。また、そのさま。
「―なる生活も」〈独歩・河霧〉
[類語]鈍重のろ愚鈍鈍才魯鈍

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精選版 日本国語大辞典 「遅鈍」の意味・読み・例文・類語

ち‐どん【遅鈍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) のろくてにぶいこと。気転がきかないこと。また、そのさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「剛毅木訥の、仁に近きも、質朴遅鈍(チドン)にして物に屈せず」(出典集義和書(1676頃)一五)
    2. [その他の文献]〔呉志‐孫奐伝〕

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普及版 字通 「遅鈍」の読み・字形・画数・意味

【遅鈍】ちどん

のろま。〔三国志、呉、孫奐伝〕(孫)じて曰く、初め吾(われ)其の遲鈍なるを憂へしに、今軍を治するに、將能く少なし。吾憂無しと。

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