鈍重(読み)ドンジュウ

デジタル大辞泉 「鈍重」の意味・読み・例文・類語

どん‐じゅう〔‐ヂュウ〕【鈍重】

[名・形動]動作物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。「鈍重な足運び」
[派生]どんじゅうさ[名]
[類語]のろ遅鈍愚鈍鈍才魯鈍ちんたらぐずぐずのろのろもたもたのっそり遅いのろいのろくさいまだるいまだるっこいとろい緩慢緩徐遅緩スロースローモー遅遅ちちそろそろゆっくりだらだらのろままぬるいまのろい鈍いぼやぼやのさのさのそのそとぼとぼのこのこのそりのっしのっしのしのしどんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠もさくさもさっともさもさ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろ無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみ投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

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精選版 日本国語大辞典 「鈍重」の意味・読み・例文・類語

どん‐じゅう‥ヂュウ【鈍重】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 性質や動作、反応などが、にぶく、のろいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「煤け切ったやうな鈍重な眼を」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)
  3. 雰囲気状態などが、けだるく不活発なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「その浅い酔ひが却っていつ迄も顔に火照って、へんに春らしい鈍重な気分だった」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉五)

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