デジタル大辞泉
「那須野紙」の意味・読み・例文・類語
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なすの‐がみ【那須野紙】
- 〘 名詞 〙 下野国(栃木県)那須郡の烏山地方から産出した和紙。烏山紙。程村紙。
- [初出の実例]「那須野紙(ナスノガミ)のいたう古びて、文字もむら消して所々見定めがたき」(出典:読本・雨月物語(1776)浅茅が宿)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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那須野紙
なすのがみ
下野(しもつけ)国(栃木県)の那須野付近で江戸時代に漉(す)かれた和紙。井原西鶴(さいかく)の『一目玉鉾(ひとめたまぼこ)』に「那須野、此里より那須紙出る」とあり、また上田秋成(あきなり)の『雨月物語』にも「那須野紙のいたう古びて、文字もむら消して所々見定めがたき」と記されるなど、江戸文学によく現れる。杉原系統の紙と思われるが、文献には「なす鳥子(とりのこ)」の名もみられ、ほかに檀紙(だんし)や奉書(ほうしょ)も漉かれた。なお、これらの伝統は、現代の烏山(からすやま)産紙(那須烏山市で産する和紙)に引き継がれている。
[町田誠之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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