ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「那須烏山市」の意味・わかりやすい解説 那須烏山〔市〕なすからすやま 栃木県東部,那珂川とその支流荒川の流域に広がる市。八溝山地の南西斜面に位置し,東で茨城県に接する。2005年南那須町と烏山町が合体して市制。那珂川右岸の河岸段丘上に市街地が広がる。烏山は近世烏山藩の城下町で,明治以降はこの地方の商業の中心地。農業は米作と畜産が主で,トマトやイチゴ,ナシなどの栽培も行なわれる。烏山和紙は特産品(→和紙)。機械,繊維,木工などの工業が立地し,自然や温泉をいかした観光業も盛ん。烏山の山あげ行事(→山あげ祭)は国の重要無形民俗文化財に指定されており,2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとして国際連合教育科学文化機関 UNESCOの世界無形遺産に登録された。市域の一部は那珂川県立自然公園に属する。JR烏山線,国道293号線,294号線が通る。面積 174.35km2。人口 2万4875(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「那須烏山市」の解説 那須烏山市なすからすやまし 2005年10月1日:那須郡烏山町・南那須町が合併・市制施行⇒【烏山町】栃木県:那須郡⇒【南那須町】栃木県:那須郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by