部隊行動基準(読み)ブタイコウドウキジュン

デジタル大辞泉 「部隊行動基準」の意味・読み・例文・類語

ぶたいこうどう‐きじゅん〔ブタイカウドウ‐〕【部隊行動基準】

自衛隊が、武力攻撃緊急事態に直面した際に、法令を遵守しながら状況に応じて的確に対処し任務を遂行できるようにするため、政策的判断により示された基準。日本は憲法第9条交戦権を否認しているが、自衛隊の海外派遣や治安出動海上警備行動などが増えていることから、武器使用や対応手順に関する規定が必要とされるようになり、防衛省訓令に基づいて作成・改定している。→アール‐オー‐イー(ROE)

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共同通信ニュース用語解説 「部隊行動基準」の解説

部隊行動基準

国際法や自衛隊法など関係法令に基づき、自衛隊が的確に任務遂行するため、武器使用の限度や判断基準などを示した非公表のマニュアル各国では「交戦規定」(ROE、ルール・オブ・エンゲージメント)と呼ばれる。日本には憲法9条が禁じているため交戦権がなく、部隊行動基準と訳す。防衛省が訓令に基づき作成、改定する。部隊指揮官の負担軽減のほか、シビリアンコントロール(文民統制)確保観点から、部隊の暴走を防ぎ、行動を政府方針に合致させるのが目的とされる。

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