日本大百科全書(ニッポニカ) 「酢酸メチル」の意味・わかりやすい解説
酢酸メチル
さくさんめちる
methyl acetate
メタノール(メチルアルコール)と酢酸とが脱水縮合して生ずるエステル。無色の揮発しやすい液体で芳香を有している。エタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機溶媒と任意の割合で混じり合うほか、水にもかなり溶ける。合成樹脂、ペイント、香料などの溶剤としての用途をもつ。
[廣田 穰]
メタノール(メチルアルコール)と酢酸とが脱水縮合して生ずるエステル。無色の揮発しやすい液体で芳香を有している。エタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機溶媒と任意の割合で混じり合うほか、水にもかなり溶ける。合成樹脂、ペイント、香料などの溶剤としての用途をもつ。
[廣田 穰]
C3H6O2(74.08).CH3COOCH3.メタノールと酢酸とを硫酸触媒の存在下で加熱すると得られる.果実の芳香をもつ無色の液体.融点-98 ℃,沸点56.9 ℃.0.9342.1.3614.引火点-10 ℃.水に可溶.エタノールとエーテルとは自由にまざる.溶剤として用いられる.[CAS 79-20-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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