金精道路(読み)こんせいどうろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金精道路」の意味・わかりやすい解説

金精道路
こんせいどうろ

栃木県日光市湯元と群馬県片品村を結ぶ道路。国道120号線の一部。温泉ヶ岳と金精山(2242m)の間の金精沢を経て金精峠の下,標高 1848mの地点を長さ 755mのトンネル通過,金精山北斜面より菅沼湖畔にいたる。全長 8.2km。1962年に着工,1965年有料道路として開通,1995年無料開放。付近はアスナロオオシラビソダケカンバなどの樹林に覆われ,栃木県側は男体山湯ノ湖眺望,群馬県側は菅沼,丸沼原始林の中に静寂をたたえ,景色がよい。それまで行き止まりであった奥日光から群馬県沼田市へ抜けるルートとして設けられた。冬季積雪のため閉鎖される。

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世界大百科事典(旧版)内の金精道路の言及

【金精峠】より

…奥日光最高所の峠で,ここから白根山や温泉ヶ岳への登山路が通じる。湯元と菅沼を結ぶ有料の金精道路(国道120号線の一部)が1965年に開通し,峠直下は長さ755mの金精トンネルとなっている。このトンネルの開通によって奥日光と群馬,新潟方面が結ばれ,日光観光圏と上信越観光圏を結ぶ観光ルートが開かれた。…

※「金精道路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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