鉄柱(読み)テッチュウ(その他表記)steel prop

デジタル大辞泉 「鉄柱」の意味・読み・例文・類語

てっ‐ちゅう【鉄柱】

鉄でできた柱。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉄柱」の意味・読み・例文・類語

てっ‐ちゅう【鉄柱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄のはしら。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「電線を支える鉄柱が〈略〉遠くに重なり」(出典:鉄路に近く(1956)〈島尾敏雄〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐劉元伝〕
  3. 囲碁で、辺の星からブラサガリを打った形。非常に堅い形であるところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鉄柱」の意味・わかりやすい解説

鉄柱[鉱山用]
てっちゅう[こうざんよう]
steel prop

主として炭鉱切羽においてカッペ (切羽天井を支える金属性の梁) と組合せて使用される鋼製の支柱。上柱と下柱の2つの部分より成り,上柱が下柱のなかにはめ込みになる構造をもつ。上柱を伸ばして天盤を支持するが,支持力を与える機構によって摩擦鉄柱水圧鉄柱に区別される。前者は上下柱をボックス部のコッタで締めつけ,その摩擦抵抗により支持力を与えるが,後者は上柱の伸縮盤圧の支持に水圧を利用するようになっている。盤圧を受けた場合の上柱の降縮の仕方により,直線型,ゼルボ型,フォーゲル型,降縮初荷重型に大別される。水圧鉄柱は降縮初荷重型で,自走支保 (→坑内支保 ) にも用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「鉄柱」の読み・字形・画数・意味

【鉄柱】てつちゆう

鉄柱巻きのある法冠

字通「鉄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android