ドイツの林学者。イェーナ大卒。1810年ターラント林学専門学校長。森林は木材生産に役立つのみならず,防風,防暑,防砂,防雪の保護作用や気候緩和の効用のあることを説き,森林の経営はこの点を考えて行うのがたいせつであるとした。最小の経費で最大の保続的木材生産を得るように計画するとともに,森林が社会に与える影響に注目し,どうすれば人間社会に最も有益となるかの視点から森林経営の在り方を考えることを主張した。当時支配的だった,林業は最大の材積収穫と収入を得ることにあるとする考え方とは,まったく異なる見解を明らかにしたわけである。ザクセンの国有林で,森林の植林・伐採を科学的に行い資源の永続的利用を可能にする保続林業方式を実践し,ドイツ林業を世界の範たらしめた。
執筆者:筒井 迪夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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