デジタル大辞泉 「鏑」の意味・読み・例文・類語 かぶら【×鏑】 1 矢の先と鏃やじりとの間につけて、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置。角・木・竹の根などを用い、内部を空洞にして「目」とよぶ窓をあける。2 「鏑矢」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鏑」の意味・読み・例文・類語 かぶら【鏑】 〘 名詞 〙① 狩矢(かりや)などの矢の先につける空洞のある球形の作り物。角、木、竹などで作り、窓をあけた目から音響を発して獲物を威嚇するために使用する。軍陣には表指(うわざし)の矢として用いる。かぶ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕② 「かぶらや(鏑矢)①」の略。[初出の実例]「与一鏑をとってつがひ、よっぴいてひゃうどはなつ」(出典:平家物語(13C前)一一) かぶ【鏑】 〘 名詞 〙 =かぶら(鏑)①〔字鏡集(1245)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例