スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンのデビュー作。1945年刊。不ぞろいの靴下を履き、ウマとサルを連れて1人で暮らす、怪力無双で利発な女の子ピッピの物語。従来子供に禁じられていた行動をのびのびとやってのけるピッピの姿に世の評論家や教育者は顔をしかめたが、子供たちは自分たちのかなわぬ夢を実行に移す主人公ピッピに共感し、喝采(かっさい)を惜しまなかった。しだいに大人もこの作品のすばらしさを認識し始め、高い評価を与えるようになり、のちにリンドグレーンが数々の名作を発表する動機となった。続編に『ピッピ船にのる』と『ピッピ南の島へ』がある。
[山内清子]
『大塚勇三訳『リンドグレーン作品集1 長くつ下のピッピ』『リンドグレーン作品集2 ピッピ船に乗る』『リンドグレーン作品集3 ピッピ南の島へ』(1964~1965・岩波書店)』
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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