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長慶子 ちょうげいし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

長慶子
ちょうげいし

日本の雅楽の曲名。「ちょうげし」とも読む。唐楽,太食 (たいしき) 調に属する。舞はない。管弦の合奏曲。舞楽公演のときに,公演のしめくくりに奏される。いわゆる後奏曲として著名。このときは,管楽器打楽器で軽快に合奏され,弦楽器は入らない。作曲は,平安時代中期の雅楽家の源博雅と伝えられるが,中国の長慶楽 (『教坊記』にみえる) を小規模にした曲とも考えられるので,明らかでない。

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デジタル大辞泉の解説

ちょうげいし〔チヤウゲイシ〕【長慶子】

雅楽。唐楽。太食(たいしき)調で新楽小曲。舞はない。源博雅(みなもとのひろまさ)の作曲といわれる。舞楽の会が終わって、参会者が退出するときに奏される。ちょうげし。

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百科事典マイペディアの解説

長慶子【ちょうげし】

雅楽の唐楽の曲名。太食(たいしき)調の小曲。〈ちょうけいし〉とも。作曲者は博雅三位(はくがのさんみ)〔918-980〕といわれている。音楽のみ伝わり舞はないが,舞楽の演奏会では,最後にこの曲が演奏されるのが通例になっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうげし【長慶子】

雅楽,管絃の曲名。唐楽にふくまれ太食(たいしき)調。舞はなく,管絃のみで演奏される。現在でも演奏会の最終曲として必ず奏されるし,儀式のときの参会者の退場音楽としても演奏する。平安時代中期に,琵琶,箏,笛,篳篥(ひちりき)などの名手として活躍した源博雅(みなもとのひろまさ)(博雅三位)が作曲したとも改作したとも伝える。立楽(たちがく)や管絃のときは管絃吹で,舞楽の退出音声のときは舞楽吹で吹かれる。【加納 マリ】

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大辞林 第三版の解説

ちょうげいし【長慶子】

〔「ちょうげし」とも〕
雅楽の一。左方の新楽で、太食たいしき調の小曲。舞はない。源博雅の作と伝える。舞楽の番組の最終曲、あるいは儀式の際の退場音楽として奏される。

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世界大百科事典内の長慶子の言及

【舞楽】より

…奉納舞楽など正式の催しでは,平舞の左・右一組の演舞に先立ち,《振鉾(えんぶ)》という儀礼的な舞を,左・右各一人ずつの舞人によって行う。また,すべての舞楽の最後には《長慶子(ちようげし)》という管絃の曲を管方が舞楽吹のスタイルで演奏し,会をしめくくる。なお,舞楽の曲名については〈雅楽〉の項の〈現行舞楽曲・管絃曲曲名一覧〉を参照されたい。…

※「長慶子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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