長閑けし(読み)ノドケシ

デジタル大辞泉 「長閑けし」の意味・読み・例文・類語

のど‐け・し【長閑けし】

[形ク]
落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心は―・からまし」〈古今・春上〉
天候が穏やかである。のどかで、うららかである。 春》
「かきたれて―・き頃の春雨にふるさと人をいかにしのぶや」〈真木柱
たいくつなほど暇である。
「つくづくと一年を暮らすほどだにも、こよなう―・しや」〈徒然・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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