開成館(読み)カイセイカン

デジタル大辞泉 「開成館」の意味・読み・例文・類語

かいせい‐かん〔‐クワン〕【開成館】

慶応2年(1866)開設された土佐藩機関後藤象二郎中心となって設けたもので、富国強兵をめざした。

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精選版 日本国語大辞典 「開成館」の意味・読み・例文・類語

かいせい‐かん‥クヮン【開成館】

  1. 江戸末期、土佐国高知県)山内藩で藩政の中心機関として設けたもの。慶応二年(一八六六)に後藤象二郎の企画によって開設された。藩の財政強化と近代化につとめ、長崎には貨殖局出張所を置いた。

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旺文社日本史事典 三訂版 「開成館」の解説

開成館
かいせいかん

幕末,土佐藩に置かれた富国強兵策の中心機関
1866年,後藤象二郎が企画運営し,貨殖・勧業税課鉱山捕鯨鋳造火薬軍艦・医・訳などの各局を設置。しかし重税藩専売に反対する農民や勤王党の抵抗にあい不振であった。

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