関口泰(読み)セキグチ タイ

20世紀日本人名事典 「関口泰」の解説

関口 泰
セキグチ タイ

昭和期の教育家,ジャーナリスト,登山家 横浜市立大学初代学長;元・朝日新聞政治部長。



生年
明治22(1889)年3月1日

没年
昭和31(1956)年4月14日

出生地
静岡県静岡市

学歴〔年〕
東京帝国大学法科大学〔大正3年〕卒

経歴
大正8年大阪朝日新聞社入社。調査部長、論説委員、政治部長を歴任し、昭和14年退社。20年教育研修所長兼文部省社会教育局長となる。民衆の立場から多くの論説を執筆し、著書に「時局と青年教育」「普選講座」「国民憲法」「関口泰文集」など多数。その後、横浜市立大学の学長に迎えられた。登山家としても知られ、槍ケ岳、穂高妙高吾妻など縦走し、ユングフラウモンテローザなどにも登頂、日本山岳会誌「山岳」に研究・エッセイを多数発表した。憂鬱症にとりつかれ、31年に自殺。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関口泰」の解説

関口泰 せきぐち-たい

1889-1956 大正-昭和時代のジャーナリスト。
明治22年3月1日生まれ。「東京朝日新聞」の論説委員,政治部長などをつとめる。戦後,文部省社会教育局長をつとめ,昭和25年横浜市立大の初代学長となる。昭和31年4月14日死去。67歳。静岡県出身。東京帝大卒。号は黙山。著作に「国民の憲法」「婦人社会科」「教育を守るために」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android