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阿仙薬 あせんやくgambir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿仙薬
あせんやく
gambir

ガンビール (原料植物のマレーシア名) ともいう。東南アジアに分布するアカネ科のつる性木本植物 Uncaria gambirの葉および若枝から抽出したエキス。暗褐色の結晶。カテコール,タンニンなどのアルカロイドを含む。羊毛,木綿などを黄褐色に染める染料としてのほか,苦みがあり,強い収斂性をもつので,下痢止めなどに用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

あせん‐やく【×阿仙薬】

インド産のアカネ科植物ガンビルの葉から製した暗褐色の塊状エキス。主成分はカテキン。収斂(しゅうれん)・止血薬や染料・皮なめしに用いる。

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大辞林 第三版の解説

あせんやく【阿仙薬】

ガンビールの葉および若枝から、水で抽出してつくった乾燥エキス。タンニンを多量に含む。収斂しゆうれん薬・下痢止めなどに用いる。ガンビール。

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世界大百科事典内の阿仙薬の言及

【アカシア】より

… アカシア属でソウシジュのように高木になる種は,材木として植林され,その早い生長が注目されている。樹皮からタンニンが採取される種も多く,モリシマアカシア,アラビアゴムモドキA.arabica Willd.(アフリカ原産)や,薬用にする阿仙薬が採取されるアセンヤクノキA.catechu Willd.(インド原産)などが有名である。しかし,アカシア属の最も重要な産出物は,アラビアゴムと称される樹脂であろう。…

【ガンビールノキ】より

…ガンビールはマレーシアの現地名である。タンニンを主成分とするガンビール(阿仙薬(あせんやく)ともいう)をとり,鞣皮(じゆうひ)料,褐色染料,薬用などとして使う。日本のカギカズラに似て,茎には鋭いかぎ状突起がある。…

※「阿仙薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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