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陰府 よみSheol; hell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陰府
よみ
Sheol; hell

旧約聖書の用語で,死者の行くところ,国をさす。正確な意味は不明であるが,交霊術と関係があり,この術によって死者の霊は陰府から呼出されると信じていたと思われる。暗黒と静止の場所であり,死者はそこで影のような存在になると考えられていたが,を受けるところという観念はなかった。旧約時代後期や新約時代になって次第に罰の観念が強くなり,いわゆる地獄同義に用いられるようになったが,その解釈には異論が多い。

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