陳勝(読み)チンショウ

デジタル大辞泉 「陳勝」の意味・読み・例文・類語

ちん‐しょう【陳勝】

[?~前208]中国末の農民反乱指導者。陽城(河南省)の人。あざなは渉。雇農出身。前209年、呉広とともに兵を挙げ、一時は張楚国を建てて王となったが、6か月後鎮圧された。その後、各地反乱がつづき、秦朝崩壊のきっかけとなった。陳渉。

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精選版 日本国語大辞典 「陳勝」の意味・読み・例文・類語

ちん‐しょう【陳勝】

  1. 中国、秦末漢初の武将。字は渉。秦の二世皇帝の時、農民を率いて挙兵して王と称し、劉邦・項羽らの挙兵のきっかけを作った。「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」の言は有名。前二〇八年没。

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旺文社世界史事典 三訂版 「陳勝」の解説

陳 勝
ちんしょう

?〜前208
秦末期の反乱の最初の指導者
河南の人。秦の2世皇帝の元年,長城防衛に駆り出される途中,呉広とともに「王侯将相いずくんぞ種あらんや」と農民を扇動して反乱を起こし,河南で一時勢力をふるった。この反乱に続いて各地で暴動が頻発し,秦の統一は破れて群雄割拠となった。しかし,秦の討伐にあって呉広と前後して殺された。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「陳勝」の解説

陳勝(ちんしょう)

陳勝(ちんしょう)・呉広(ごこう)の乱

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世界大百科事典(旧版)内の陳勝の言及

【陳勝・呉広】より

…中国,末の農民反乱の指導者。陳勝は陽城(河南省方城県)の人で字は渉(しよう)。呉広は陽夏(河南省太康県)の人で字は叔(しゆく)。…

※「陳勝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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