( 1 )奈良時代の口頭語で、「万葉集」や「続日本紀」宣命では「まにま」と「まにまに」が併用されている。用例からすると「まにま」の方が新しいが、「まにま」から「まにまに」へ転じたとする説と、「まにまに」から「まにま」へ転じたとする説とがある。
( 2 )平安時代には訓点資料で見ると、九世紀中頃より「まにまに」から「ままに」へ移行したと推察される。但し、訓点資料では「ほしきまにまに」や「ほしきままに」の固定した形で使用されていて、「まにまに」や「ままに」の単独用法には乏しい。
( 3 )和歌では「古今集」に「まにまに」が六例、「ままに」が一例みえるが、その後は「まにまに」は減少し、一二世紀初頭には歌の中でも使用されなくなり、「ままに」にとって代わられる。
( 4 )平安時代の散文では、「まにまに」は少なく歌の中での使用に限定される。その例も「伊勢」「大和」「宇津保」「蜻蛉」に少数例あるが「枕」や「源氏」には見えない。「ままに」は対照的に散文に多用されている。
[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...