雄武町(読み)おうむちよう

日本歴史地名大系 「雄武町」の解説

雄武町
おうむちよう

面積:六三七・〇一平方キロ

昭和二三年(一九四八)一〇月一日、紋別郡雄武村が町制を施行して成立した自治体。網走支庁管内の北、紋別郡北端に位置する。北は宗谷支庁枝幸えさし郡枝幸町、南東は紋別郡興部おこつぺ町、西は上川支庁中川なかがわ美深びふか町・名寄市、南は同支庁上川郡下川しもかわ町に接し、北東部はオホーツク海に面する。北端近くを砂金さきん川・オシトツナイさわ川・オチフネ川・パンケオロピリナイ川などの支流を集め幌内ほろない川が北東に流下、また市街地のほぼ中央を雄武川が支流イソサム川などを合せて北東流し、河口当沸とうふつ川を合流しオホーツク海に流入する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雄武町」の意味・わかりやすい解説

雄武〔町〕
おうむ

北海道北部,オホーツク海にのぞむ町。 1948年町制。地名はアイヌ語のオムイ (川尻のふさがるところの意) に由来。明治初年滋賀県の藤原四郎兵衛が入植。以後漁場として発展。南西部は山地,幌内川沿岸と海岸に平地があり,酪農が行われる。漁業ケガニのほかホタテガイ,スケトウダラニシンホッケ,サケなどの漁獲がある。山地では,一般材,チップ材が生産される。海岸は水泳,キャンプの適地。国道 238号線が通る。面積 636.89km2。人口 4199(2020)。

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