ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雨宮製糸争議」の意味・わかりやすい解説
雨宮製糸争議
あめみやせいしそうぎ
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1886年(明治19)6月、山梨県甲府の製糸工場で起こった争議。日本の工場労働者による最初のストライキとして知られる。甲府は開港以後急速に製糸業が発達した所で、労働力不足に加えて工女の多くは近郊農村からの通勤工であったため、好条件を求めて工場を移動する者も少なくなかった。これに対し、製糸業者が連合して、工女の移動の禁止、労働時間の延長、賃金切下げなどを実施したところから、これを不満とする雨宮製糸の工女100余名が就業を拒否、近くの寺に立てこもったものである。業者側の若干の譲歩によって解決した。なお同様のストライキが甲府の他の製糸工場でも続発した。
[米田佐代子]
1886年(明治19)6月に山梨県甲府の雨宮製糸工場でおこった女工のストライキ。日本最初の工場労働者のストライキといわれる。県の生糸商・製糸家により同年2月に組織された生糸組合の規約中に女工の工場選択の自由を拘束する工女取締規定が設けられ,管理が強化されたのに対して,6月14日100余人の女工が職場を放棄。16日組合規約の緩和という成果をえて終結した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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