雲衢(読み)うんく

精選版 日本国語大辞典 「雲衢」の意味・読み・例文・類語

うん‐く【雲衢】

〘名〙
① 雲の行き来するところ。雲の道。雲路(うんろ)
※和漢朗詠(1018頃)上「縦(たとひ)崤函(かうかん)を以て固めとすとも、蕭瑟を雲衢に留め難し〈源順〉」 〔白居易‐和鄭元間居詩〕
② 転じて、天子の通る道。また宮中
本朝無題詩(1162‐64頃)一・賀大極殿新成〈藤原敦基〉「雲衢連牖衆星拱、鳥路当簷賀燕来」 〔張説‐待宴蘘荷亭応制詩〕

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普及版 字通 「雲衢」の読み・字形・画数・意味

【雲衢】うんく

雲の往来するところ。唐・王勃王閣の序〕虹銷(き)え雨霽(は)れて、は雲衢に徹す。鶩(こぼく)と齊(ひと)しく飛び、秋水長天と共に一色

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