デジタル大辞泉 「零れ」の意味・読み・例文・類語 こぼれ【▽零れ】 1 漏れ落ちること。あふれ出ること。また、そのもの。「嬉しさの―か」〈二葉亭・浮雲〉2 (多く「おこぼれ」の形で)他人が手をつけたあとに残っているもの。お余り。「お零れ頂戴ちょうだい」[類語]余り・残り・残余・残部・残物・余剰・剰余・余分・余計・余裕・端数・端はした・半端・残ざん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「零れ」の意味・読み・例文・類語 こぼれ【零・翻】 〘 名詞 〙 ( 動詞「こぼれる(零)」の連用形の名詞化 ) こぼれること。また、こぼれたもの。[初出の実例]「てれ隠しか、嬉しさの溢(コボ)れか当人に聞いてみねば、とんと分からず」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例