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電動アシスト自転車 でんどうアシストじてんしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電動アシスト自転車
でんどうアシストじてんしゃ

電動モータによる補助動力つきの自転車電動自転車ともいう。ある程度の強い力でペダルを踏み込んだとき,センサが感知し,モータが補助動力として作動する仕組み。モータの電源はバッテリー(蓄電池)式が多く,家庭で繰り返し充電できる。速度が時速 24kmをこえると補助動力を止めるよう道路交通法で定められている。法律上は普通自転車と同じ扱いとなり,運転免許証の携帯は求められない。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

電動アシスト自転車

電気モーターで人力を補助する自転車。道路交通法上、時速0~10キロは電動アシスト力と人力の比率が2対1。10~24キロにかけてアシスト率は漸減し、24キロでゼロになる。国内では1993年に発売され、幼児2人を乗せる「3人乗り」の解禁で普及が進み、16年の出荷台数は約55万台(経産省統計)で、自転車出荷全体の33・8%。

(2017-05-24 朝日新聞 夕刊 1社会)

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デジタル大辞泉の解説

でんどうアシスト‐じてんしゃ【電動アシスト自転車】

電動モーターを搭載しており、ペダルをこぐ力を補助する自転車。一定の速度を超えると自力走行に切り替わる。道路交通法では一般的な自転車と同様に扱われる。電動自転車。アシスト自転車

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電動アシスト自転車
でんどうあしすとじてんしゃ

走行中のぺダルをこぐ力を、電動モーターが補助(アシスト)する仕組みの自転車。搭乗者がペダルをこがないと走行しない構造になっており、電動モーターのみで走行が可能な電動自転車とは区別されている。道路交通法施行規則では「人の力を補うため原動機を用いる自転車」として基準が定められていて、免許やヘルメットは必要としない。1993年(平成5)に、ヤマハ発動機が世界で初めて発売した。こぎ始めや上り坂を楽に走行できるため、当初は筋力が衰えた高齢者や中高年の利用を想定していたが、2009年(平成21)に幼児2人を乗せる「3人乗り自転車」の利用が解禁され、子育て世代の利用が普及を後押しした。環境意識や健康志向に加え、2011年の東日本大震災を機に、公共交通機関が麻痺(まひ)しても利用できる移動手段として関心を集めた。地方自治体による購入費の一部補助や、住民への貸し出しなどの動きが広がり、一部の学校では電動アシスト自転車を通学用として認める動きも出ている。自転車協会や自転車産業振興協会の調べでは、2008年に電動アシスト自転車の国内出荷台数は原動機付自転車を抜き、国内出荷額は2008年から2011年まで毎年10%台~30%台の高い伸びを続けた。
 ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などを電源にして走るタイプが主流で、通常2~5時間の充電で30~70キロメートルのアシスト走行ができる。坂道を下っているときなど、モーターを使っていない場合に、電動モーターが発電機に切り替わって走行しながら充電する「回生充電機能」を搭載した自転車も登場し、100キロメートル以上の長距離アシスト走行が可能な機種もある。車輪の回転数やペダルを踏む力をセンサーが感知し、電動モーターがペダルを踏む力を補う仕組みとなっており、日本では時速24キロメートルまでアシスト機能が働き、時速24キロメートルを超えると補助がなくなる。[編集部]

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