青少年赤十字(読み)セイショウネンセキジュウジ

デジタル大辞泉 「青少年赤十字」の意味・読み・例文・類語

せいしょうねん‐せきじゅうじ〔セイセウネンセキジフジ〕【青少年赤十字】

赤十字事業で、青少年対象とする部門博愛奉仕精神を青少年にもたせるための組織で、日本では大正11年(1922)に始まり、小・中・高等学校内に置かれている。

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精選版 日本国語大辞典 「青少年赤十字」の意味・読み・例文・類語

せいしょうねん‐せきじゅうじセイセウネンセキジフジ【青少年赤十字】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Junior Red Cross の訳語 ) 赤十字事業の一部。博愛・奉仕の赤十字精神を少年時代から養うため、小・中・高等学校に設けられる組織。第一次世界大戦末期にアメリカで始まる。日本では大正一一年(一九二二)に組織。略称JRC。

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百科事典マイペディア 「青少年赤十字」の意味・わかりやすい解説

青少年赤十字【せいしょうねんせきじゅうじ】

Junior Red Crossの訳。略称JRC。奉仕・親善の赤十字精神と心身の健康を培うことを目的としてつくられる幼稚園,小中高内のグループ,またその国際組織。第1次大戦中に米国カナダオーストラリア生徒の作品を赤十字社を通じて,ヨーロッパの戦災国の少年少女の慰問救済のために送ったのが始まりで,その後平時活動として定着
→関連項目少年団

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世界大百科事典(旧版)内の青少年赤十字の言及

【赤十字】より


[活動]
 当初,戦時における戦傷病者の救護活動を目的として設立されたが,その後捕虜・非交戦者(文民)の救護活動にも活動範囲をひろげている。また第1次世界大戦後は,平時における傷病者の救護,とくに伝染病の予防や青少年の国際友愛・連帯および平和精神高揚のための青少年赤十字運動にまで手をひろげている。なお,正常な外交関係が存在しない場合における人道的考慮からの活動として,戦時における捕虜や文民抑留者に関する情報交換・通信などの活動をも行う。…

※「青少年赤十字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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