青髯伝説(読み)あおひげでんせつ

百科事典マイペディアの解説

青髯伝説【あおひげでんせつ】

青髯とはペロー作《童話集》(1697年)中の物語の主人公ウラルの呼び名で,次々に6人の妻を殺し,7人めの妻の兄に殺される。ジル・ド・レGilles de Retz〔1404-1440〕がモデルとされ,彼は青髯の名で親しまれた貴族,芸術愛好家,軍人。百年戦争で奮戦,28歳でばくだいな財産を相続したが,幼児虐殺など数多くの犯罪行為で処刑された。あるいはヘンリー8世がモデルともいわれる。後世の翻案や再話も多く,バルトークのオペラ《青髯の城》(1911年)もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

あおひげでんせつ【青髯伝説】

青髯Barbe‐Bleueとは,フランスのC.ペローの《昔話集》(1697)に収められた同名の物語の主人公ラウルのことである。不気味な青い髯のゆえに恐れられている大金持ちの貴族が新妻を迎えるが,彼女は夫の留守中に禁断の小部屋をのぞいてしまう。そこにはかつて青髯によって次々に殺された6人の先妻たちの死体が並んでいた。帰宅後,新妻が禁を破ったことを知った青髯は彼女を殺そうとするが,彼女の機転と2人の兄弟の活躍によって逆に殺される。

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