青鸞(読み)セイラン

デジタル大辞泉 「青鸞」の意味・読み・例文・類語

せい‐らん【青×鸞】

キジ科の鳥。クジャク大で、全身細かい斑点のある褐色次列・三列風切り羽は飾り羽となり美しい眼状紋が並ぶ。東南アジア分布近縁カンムリセイランは飾り羽がより長く、ともに鳳凰ほうおうモデルといわれる。

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精選版 日本国語大辞典 「青鸞」の意味・読み・例文・類語

せい‐らん【青鸞】

  1. 〘 名詞 〙 キジ科の鳥。雄は全長約一八〇センチメートル、うち尾長は約一三〇センチメートル。形はクジャクに似ており、長い二枚の中央尾羽が目立つ。顔・くびは青く、羽色は褐色の地に黒や淡褐色の細かい斑点があり、翼に眼状紋が多数並ぶ。マレー半島スマトラボルネオなどの密林にすむ。翼・尾羽は茶の湯羽箒として珍重される。
    1. [初出の実例]「趙発青鸞舞、夏踊赤鱗魚」(出典:懐風藻(751)於左僕射長王宅宴〈箭集虫麻呂〉)

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普及版 字通 「青鸞」の読み・字形・画数・意味

【青鸞】せいらん

青い鳳皇。

字通「青」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「青鸞」の解説

青鸞 (セイラン)

学名Argusianus argus
動物。キジ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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