コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

非同盟諸国会議 ひどうめいしょこくかいぎConference of Nonaligned Countries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

非同盟諸国会議
ひどうめいしょこくかいぎ
Conference of Nonaligned Countries

非同盟主義を外交政策の基調とする諸国の会議のことで,非同盟諸国首脳会議ともいう。 1961年9月第 16回国連総会を前にユーゴスラビアベオグラードで非同盟諸国が首脳会議を開催,冷戦不関与の政策方針をとることで一致し,戦争回避のため至急米ソ会談を開くことを要求する「ベオグラード宣言」を採択した。 64年 10月カイロで開かれた第2回会議では「平和と国際協力の綱領」を採択し,70年9月ザンビアの首都ルサカで開催された第3回会議では「インドシナからの外国軍隊の撤退決議」を採択した。第4回会議は 73年アルジェリアで,第5回会議は 76年スリランカで開かれた。非同盟諸国会議は,アジア,アフリカ諸国のほか広く世界の非同盟諸国を網羅しようとするものだが,アジア=アフリカ会議に対抗する政治色も帯びるようになった。しかし冷戦の終結とともに存在意義そのものの問直しを迫られており 92年9月の第 10回首脳会議で採択された「ジャカルタ宣言」の基調が南北間の経済格差縮小で貫かれている点からみても,非同盟運動の焦点が第三世界の開発と経済発展へと移行したことがうかがえる。 98年現在の参加国は第三世界諸国を中心に 112ヵ国,1機構。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

非同盟諸国会議

米ソ冷戦下の61年、東西どちらの陣営にも属さない中立主義で緊張緩和を目指す運動として、当時のユーゴスラビアで第1回首脳会議を開いた。首脳会議は3年ごとに開催。今回アルゼンチンが加わり、加盟国は118カ国とパレスチナ解放機構

(2009-07-17 朝日新聞 朝刊 1外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

百科事典マイペディアの解説

非同盟諸国会議【ひどうめいしょこくかいぎ】

東西いずれの陣営にも属さない国家の首脳会議。1961年ベオグラードで第1回会議(25ヵ国参加)を開催,国際緊張緩和・民族解放闘争支持・植民地主義打破を宣言。東西二大勢力に対する第三勢力形成を企図し,政治問題とともに南北間の経済格差是正にも取り組んでいるが,内部対立が生じ,所期の成果をあげていない。
→関連項目第三勢力ナーセルネルー

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ひどうめいしょこくかいぎ【非同盟諸国会議】

非同盟諸国がほぼ3年ごとに開催している首脳会議。正式名称は〈非同盟諸国国家元首・政府首班会議〉であるが,元首や首相の出席率は低下の傾向にある。第1回会議は,1961年9月1~6日ベオグラード(ユーゴスラビア)で開催。参加国(団体を含む,以下同じ)25,その他(オブザーバーとゲスト,以下同じ)3。ベルリン危機等の国際緊張にさいして〈戦争の危機と平和のアピール〉を発表し,一般宣言のなかで植民地主義・帝国主義への反対を主張した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

非同盟諸国会議
ひどうめいしょこくかいぎ
Nonaligned Summit ConferenceNon-Aligned Movement Summit Conference

非同盟諸国首脳会議ともいう。中立国首脳会議といわれることもある。非同盟諸国の元首や政府首脳またはその代理による会議で、1961年以来、原則として3年に1回開催されてきた。第1回は1961年9月にユーゴスラビア(現セルビア)のベオグラードで25か国、第2回は64年10月にエジプトのカイロで47か国、第3回は70年9月にザンビアのルサカで54か国、第4回は73年9月にアルジェリアのアルジェで75か国、第5回は76年8月にスリランカのコロンボで86か国・組織、第6回は79年9月にキューバのハバナで94か国・組織、第7回は83年3月にインドのニュー・デリーで101か国・組織、第8回は86年9月にジンバブエのハラーレで101か国・組織、第9回は89年9月にユーゴスラビアのベオグラードで102か国・組織、第10回は92年9月にインドネシアのジャカルタで106か国・組織、第11回は95年10月にコロンビアのカルタヘナで113か国・組織、第12回は98年9月に南アフリカのダーバンで113か国・組織、第13回は2003年2月にマレーシアのクアラ・ルンプールで116か国・組織、第14回は2006年9月にキューバのハバナで118か国・組織がそれぞれ正式に参加している(参加組織はパレスチナ解放機構=PLOなど)。非同盟運動の機能する舞台は、国連とくにその総会、各種の専門機関などさまざまであるが、非同盟諸国の団結を示し、その理念と要求を討議・宣言する場としては、この首脳会議がもっとも重要である。冷戦終結以来、その存在意義の模索に苦悩する状況となっている。[石本泰雄]
『奥野保男「非同盟運動とアフリカ」(小田英郎編『アフリカの政治と国際関係』所収・1991・勁草書房) ▽岡倉古志郎著『非同盟研究序説』増補版(1999・新日本出版社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

非同盟諸国会議の関連キーワード新世界情報コミュニケーション秩序バンダラナイケ記念国際会議場アブデルアジズ ブーテフリカパク・ソンチョル(朴成哲)近・現代アフリカ史(年表)アジア=アフリカグループ旧ユーゴ諸国史(年表)軍縮不拡散イニシアチブマス・メディア宣言ホ・ダム(許錟)国連資源特別総会バンダラナイケ世界軍縮会議金 永南TCDCマラウイカストロ

今日のキーワード

かりゆし

1 沖縄方言で「縁起がよいこと」「めでたいこと」を表す語。2 「かりゆしウエア」の略。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

非同盟諸国会議の関連情報