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第三勢力 だいさんせいりょくthird force

翻訳|third force

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

第三勢力
だいさんせいりょく
third force

国内政治において,本来は右翼と左翼,急進と保守などの2つの勢力が存在する場合,中間的な立場を取る政治勢力を意味したが,その後この用語は一般化されて,共産主義勢力と資本主義勢力に対する中間的勢力としての社会民主主義勢力を意味するようになり,さらに国際政治においては,第2次世界大戦後の冷戦構造のもとで米ソいずれの陣営にも属さない非同盟主義の諸国をさすようになった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

第三勢力【だいさんせいりょく】

政治的に対立する2大勢力の中間にあって双方に影響力をもつ勢力。1947年フランス人民共和派が自称して以来,左右両派に属さない政治勢力をいうようになった。米ソ対立の中でインドアラブ諸国などいわゆる非同盟諸国第三勢力と自称したこともある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

第三勢力
だいさんせいりょく
third force

語源的には米ソに対するヨーロッパの地位確立を目ざす中道路線を意味するが、より一般的には第二次世界大戦後の冷戦状況に抗して米ソいずれの陣営にも属さない非同盟中立主義の諸国をさす。ネルーのインド、ナセルのアラブ連合、スカルノインドネシアなどのアジアアフリカ諸国は、1950年代中葉から60年代前半にかけて、独立ナショナリズムの高揚を背景に連帯し、冷戦的緊張の緩和と世界平和の実現を推進する役割を担った。1954年の中印間「平和五原則」や翌55年の第1回「アジア・アフリカ会議」は、これら第三勢力の象徴的成果である。しかし、60年代以後(1)第三勢力内部の利害対立の表面化、(2)いわゆる多極化の進展といった状況変化のため、第三勢力としての結束した行動はしだいに背景に退いていった。70年代中葉に中国が提唱した「第三世界論」は、イデオロギーでなく国力に注目した第三勢力概念の一変種である。[黒柳米司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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